LABO水平調整金具を徹底解説!気になる「耐荷重」と「安全な使い方」の重要ポイント

楽しかったゴールデンウィークも終わり、少しずつ日常のリズムが戻ってきた頃でしょうか?なんだか天気や気温の変動も激しい毎日ですが、皆さん無理なくお過ごしくださいね。

さて、皆さんは「単管DIYランド」のInstagramをチェックしていただいていますか? このブログと同様に、InstagramでもLABO金具の情報やDIYの楽しさ、日々のちょっとしたアイディアなどを発信中です。ぜひ、フォローして最新情報をゲットしてくださいね!

そのInstagramでは定期的に現在発売中のLABO金具を順番にご紹介しているのですが、最近クローズアップしたのが「水平調整金具」のシリーズ。
「単管パイプでウッドデッキや作業台を作りたいけど、設置場所の地面が平らじゃない…」「どうやって水平を出したらいいんだろう?」──DIYでこんな悩みに直面したことはありませんか?そんな時にこそ大活躍してくれるのが、この水平調整金具なんです!

Instagramでは主に使い方をご紹介しましたが、今回のブログでは、この便利な水平調整金具について、特に皆さんが気になるであろう「耐荷重」と、安全にご使用いただくための重要なポイントに焦点を当てて詳しく解説していきます!

まるで縁の下の力持ち!LABO「水平調整金具」とは?

「そもそも水平調整金具って何?」という方のために改めてご説明すると、これは単管パイプの脚の先端などに取り付けて、高さをミリ単位で微調整し、構造物全体をしっかりと水平に保つための頼れる金具です。

では、なぜ高さの微調整で水平が出せるのでしょうか?
その秘密は、金具内部のボルト(高さ調整ねじ)部分にある絶妙な「あそび」構造にあります。こちらの動画で、どれくらい「あそび」があるかをご覧ください。

動画でお分かりいただけたように、この「あそび」があることで、ボルトを回して高さを変える際にスムーズな調整が可能となり、多少の地面の傾斜にも柔軟に対応できるのです。まさに、皆さんのDIY作品のクオリティをグッと引き上げてくれる、縁の下の力持ちなんですよ!

あそびの角度は最大で約4度、高さの調整は約35mm~110mmになります。
過去ブログでも詳しく説明していますので、よろしければご確認ください!
【LABO金具紹介】縦I型水平調整金具【F-1C-500】
【LABO金具紹介】縦L型水平調整金具【F-2LT-500】

気になる耐荷重は?垂直方向に約500kg!

さて、いよいよ本題の「耐荷重」についてです。 LABO金具の「水平調整金具」は、高さ調整ボルトのメーカーの試験を基に、弊社で行った試験(※)によると、金具単体で垂直方向(上下方向)に約500kgの荷重に耐えるという結果が出ています。(※ご注意:この数値は一定の条件下で弊社が行った試験に基づく参考値であり、製品の保証値ではありません。実際の使用状況や環境により性能は異なります。)

「金具一つで約500kgって、どれくらいの重さなの?」 なかなかピンとこないかもしれませんね。例えば、こんなイメージです。

  • 金具一つで支えられる重さの目安として…
    • 大人の男性(体重70kgと仮定)なら、約7人分の重さに相当する強度!
    • 一般的な大型冷蔵庫(100kg~130kg程度)も、数台分の重さに匹敵!
    • よく見かける2Lのペットボトル満タン(約2kg)なら、なんと250本分!
      (※上記はあくまで重さのイメージを掴んでいただくための例えです)

これだけの強度を持つ金具ですので、頑丈な作業台やしっかりとした棚、ご家族で楽しめるウッドデッキなど、様々なDIYプロジェクトにご活用いただけると嬉しいです。

【重要】ただし、知っておいてほしいこと

しかし、ここで非常に大切なポイントがあります!
金具一つあたりの耐荷重が約500kgだからといって、例えば4個使えば「500kg × 4個 = 2000kg」の構造物が作れる、という単純な計算にはなりません。

実際に作る作品全体の耐荷重は、

  • 使用する金具の数や配置
  • 単管パイプや木材など、他の部材の強度や種類
  • 設計(荷重がどのように分散されるか、どこに力が集中しやすいかなど)
  • 接合部分の作り方(止めねじやボルトの締め付け具合など)
  • 設置する地面の状態

など、非常に多くの要素が複雑に影響し合います。

さらに、忘れてはならないのが「衝撃荷重」です。
静かに物を置いた場合の荷重(静荷重)とは異なり、瞬間的に大きな力が加わることを「衝撃荷重」と言います。このような衝撃荷重が加わった場合、金具や部材には表示されている静的な耐荷重をはるかに超える力がかかることがあります。
金具単体の耐荷重はあくまで静止した状態での目安であり、衝撃が加わる可能性のある使い方を想定する場合は、より一層の「万が一のための備えしろ」を考慮した設計が必要不可欠です。

金具単体の耐荷重と、完成した構造物全体の耐荷重(特に衝撃荷重に対する耐性)は別物であるということを、ぜひご理解ください。 安全なDIYのためには、常に余裕を持った設計と、適切な部材選び、そして丁寧な施工を心がけてくださいますようお願い申し上げます!

安全に活用するためのワンポイントアドバイス

水平調整金具を安全に、そして長くご愛用いただくために、以下の点に注意してご使用ください。

  1. 設置場所の確認: 水平調整が可能とは言え、金具を設置する地面は、できるだけ固く平らな場所を選びましょう。必要であれば、敷板を敷くなどの対策をしてください。
  2. 均等な荷重: 設計段階から、荷重が特定の金具に集中しすぎないよう、バランスを考慮しましょう。
  3. 正しい取り付け: 金具内部のボルト(高さ調整ねじ)は、しっかりと確実に締めてください。止めねじも、緩みがないか確認しましょう。
  4. 定期的な点検: 完成後も、定期的に金具の状態や設置面の変化、緩みなどがないか点検することをおすすめします。
  5. 過信は禁物:「約500kg」という数値を鵜呑みにせず、常に安全マージン(余裕)を持った設計・使用を心がけてください。 特に人が乗るものや、重量物を長期間載せる場合は、より慎重な判断が必要です。

まとめ:頼れる金具を、賢く安全に使おう!

単管DIYランドの「水平調整金具」は、DIYの可能性を大きく広げてくれる非常に頼もしいアイテムです。その耐荷重は約500kgとパワフルですが、この数値はあくまで参考値であり、実際の設計や使用環境を十分に考慮することが、安全なDIYには不可欠です。

金具単体の性能だけでなく、使用する他の部材や構造、設置場所の状態など、多くの要素が作品全体の強度に関わってきます。常に「万が一に備えたゆとり」を確保し、丁寧な施工を心がけましょう。

単管DIYランドでは、この水平調整金具をはじめ、皆さんのDIYプロジェクトにお役立ていただける様々な単管パイプやLABO金具を取り揃え、その魅力や使い方に関する情報を発信しています。これらの情報を参考に、ぜひ皆さんのアイデアを形にしてみてください。

皆さんのDIYライフが、より楽しく、より安全で、そして創造的なものになることを願っております。

「LABO金具」は(株)単管DIY研究所の商標です。類似品にご注意ください。※商標登録出願中

 

※本サイトの掲載内容(画像、文章等)の一部及び全てについて、複製、翻案、改変等の一切の著作権侵害行為を固く禁じます。

関連記事

  1. 単管パイプDIY(小屋 自転車置き場 ハウス 扉 窓)29画像で金具の使用場所の選択 tankan.tv

  2. トレンド棚 単管パイプDIY工作 、LABO(ラボ)、継手、金具、ジョイント、ショップ tankan.tv

  3. 単管継手 ロフトベッド パイプ工作 LABO(ラボ)金具Shop tankan.tv

  4. 単管パイプ小屋『屋根・窓・ドア』の造り方 LABO(ラボ)Clamp Shop tankan.tv 

  5. 単管パイプ 部屋に合わせたパソコンデスク2台 LABO(ラボ)クランプ通販 tankan.tv

  6. 単管パイプ(単管パイプ支柱の木製柵)金具の予算は、設置全長で自分で計算 LABO(ラボ)クランプ通販 tankan.tv

単管パイプや金具のショッピング
組立参考図

お客様工作物の応募フォーム